インフルエンザの関節痛を緩和する方法

thrss乾燥する冬になると流行るのがインフルエンザです。
予防接種を受けていても罹ってしまうこともあります。
インフルエンザによって学級閉鎖になる学校も珍しくありません。
ただの風邪だと思っていたら実はインフルエンザだったというケースも少なくないようです。
インフルエンザは一般的に風邪よりも症状が重く、高熱やのどの痛み、関節痛、頭痛、筋肉痛など身体のありとあらゆる場所に痛みとだるさが現れるので要注意です。

インフルエンザの最良の対処法は自宅で寝ていること

最終的にインフルエンザに罹ったとしても病院に行って適切な処置をし、家でしっかりと寝ていれば治るものです。
インフルエンザの発症前日から発熱して5日間は外出は控えましょう。
この間は鼻やのどからウイルスを排出する危険性があるからです。
自宅内では十分な水分を摂ること、咳やくしゃみで周囲に感染しないようにマスクを着用するなどの注意を行ないましょう。
小児では急に走り出したりウロウロ歩き回ったりといった異常行動をするケースも見られることから、できれば解熱するまで、少なくとも発症から2日間は子どもを一人きりにしないようにしましょう。
しかしその間の関節痛をはじめとするさまざまな場所の痛みは大変つらいものです。
何とか痛みを和らげたいと思うのは当然でしょう。

なぜ痛みや熱が出るのか

実はインフルエンザで関節痛や頭痛、その他身体の節々が痛むのはプロスタグランジン(PEG2)と呼ばれる分泌物が原因で、インフルエンザウイルスの仕業ではないのです。
インフルエンザウイルスが体の中に入り込むと「ウイルスが来たから退治しろ」という指令を白血球のマクロファージからサイトカインという物質を分泌して脳へと伝えるのです。
この時にサイトカインとともに生成されるのがプロスタグランジンで、これに発熱や初痛作用があるために身体のいろいろな部分で痛みが起こるのです。
つまり、このプロスタグランジンがインフルエンザに罹った時の痛みを生み出しているというわけです。
では、プロスタグランジンが原因の痛みを緩和する方法はないものでしょうか。

痛みの緩和方法

thhsその方法のひとつが、冷やすことです。
インフルエンザによって引き起こされる関節痛や頭痛などの痛みは炎症を起こしているのです。
この時体内ではプロスタグランジンの作用により血管が広がり血流がよくなったり発熱して免疫細胞の働きが活発になっています。
したがって、冷やすことで血管が収縮して炎症が和らぎ痛みが緩和されるのです。
ただし冷やす際には注意が必要です。
痛みが出ているということは、プロスタグランジンが免疫細胞を活発化させてインフルエンザウイルスを駆除しようとしている状態です。
つまり、身体の痛みや発熱には体内で免疫反応を高めたり病原菌の繁殖を抑えるといった働きもあるのでそれらを無理やり抑え込むのはよくないというわけです。
それなのに冷やし続けてしまうと免疫細胞が活発に働けなくなってインフルエンザウイルスの退治に時間が掛かり、却って治りが遅れてしまうこともあり得るのです。
熱や痛みがあるからすぐにでも何とかしようと、氷などで一気に冷やしたり寝ている間中ずっと冷やし続けることはお勧めできません。
痛みの緩和だけなら、保冷剤をタオルに巻くなどして適度に冷やすほうがいいでしょう。
また、プロスタグランジンの分泌を抑えるには解熱鎮痛剤を使用するのも有効です。
ただし解熱鎮痛剤が原因で起こるインフルエンザ脳症やライ症候群といった症状もあるので、痛みがひどすぎるときや熱が高すぎるといった場合だけ飲むようにするほうがいいかもしれませんね。